女性の見識の多様化、社会進出等にともない、中高齢での懐妊・分娩を選ぶ女性が増加しています。 また、自然に委ねた結果として、中高齢での懐妊・分娩となる方も、多勢おられることとおもいます。
高年令での懐妊や分娩をすることを「高齢出産」「高齢妊娠」と言いますが、私たちの日常の印象としての高齢とは、70歳以上、80歳以上の老年者だと思います。 では、懐妊・分娩においての「高齢」とはいったい何歳からのことを指し示すのでしょうか。
高齢出産という言葉は世界保健機関(WHO)でも使われている、世界に共通の言葉です。ですが、はっきりとした定義付けはされておらず、統計学上または医療上、35歳以上での分娩のことを高齢出産としています。
わが国においては、日本産婦人科学会が、35歳以上のうい産婦について「高齢出産」と定義付けしています。 「高齢出産」は、以前は30歳以上としていました。しかし、30歳以上で懐妊分娩をする女が増加したことや、いろいろなリサーチ結論から、1993年に35歳以上とされました。
高齢分娩と言われたり、かんがえたりするだけで、懸念をいだく方もおられるでしょう。 35歳をオーバーしたからというだけで、急に何かが変わということは勿論有りません。 私たちの肉体が年を経過するごとに、徐々に老い弱まていくのに伴って、懐妊・分娩に対するリスクや危殆性も次第に増大していきます。
「高齢出産」という言葉は、より無難な懐妊や分娩をする為に、懐妊分娩に伴う危殆性についての基本的知識や、危殆性の回避・予防の為の知識を得ることの呼び水となればと思います。
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